バックヤードblog


「レトロSF短編集(仮)」編集中☆

文学フリマの一般入場チケット販売が始まりました。なんか時代が変わりましたねえ……同人イベントは「会場で買うカタログが入場料代わり」のイメージでしたが、webカタログが普及したり、入場証がリストバンドになったり。その中でも今回はデジタルチケットメインで、「なんかフツーのイベント(?)みたいで面白いなー」なんて思いました。まあここ数年参加はJ庭中心で、しかも一般入場を知らないせいかもですが☆

さて、その文学フリマと翌週のコミティアに向けて、今回はノンケの(笑)レトロSF短編集を企画しています。じつは過去に書いたまま本にしていなかった作品たちで、『流星』を編集した時に「微JUNEやBLの要素がないので」入れられなかったものです。

 

昨年コミティアに復帰しまして、イベント自体が「ノンケ=JUNE・BL縛りなし」なので、会場を眺めて「もっと発想を自由にしてもいいなぁ……」と思うようになったんですね(J庭も好きで行ってるので「縛り」っていうのはおかしいですけど(笑))。で、これは塩漬けになってたノンケ作品の原稿を活かすチャンスかも、と思いまして。

 

 

「レトロSF」としたのは、自分で読み返して「古本で読むSFみたい」と思ったから。自分の好みがそのへんなのもありますが、書いた時期も20年くらい前ですから、ナチュラルに「レトロ感」があるのは当たり前ですね(笑)。ある意味自虐的というか、開き直った命名です。(最初は「ノンケSF」と頭に浮かんだのですが、「いや、そりゃあんまりだろう!」と自己ツッコミ。J庭慣れしすぎです!(^^;))

 

いっそ自分好みの「疑似古本」にしちゃおうかなー?…とイタズラ心が起こったら、アイデアもムクムク湧いてきて……なんだか編集作業がおもしろくなってきました。「見立て」が好きみたいです(笑)。原稿は基本的に完成していて推敲だけなので、本のビジュアル含めて全体で遊びたいなーと思っています。

 

同人誌の小説で、イマドキのモチーフ(異世界とか美少女とか、あるいはBLだとか)を入れていない普通のSF(?)、というだけではアピールするのも難しそうなので、「レトロ」を柱にするのは良いかもしれません。何より自分が楽しいので(笑)。

 

…あ、今思ったんですが、自分がぼんやりイメージしてるSF小説って、「未来小説」みたいです。近未来も遠未来も含めて。今回いれるものもすべてそうなっています。いわゆる「レトロフューチャー」かどうかはちょっとわかりませんが。

 

ビジュアルとしては、個人的には1960年代頃の新書なんかの「鋭角的な昭和感のあるカット」(「イラスト」というより「カット」)が好きなんです。これは昔からなんですが、なぜか描いた方の名前などは特に調べたことがありませんでした。それをちょっと検索してみたら、意外なお楽しみの鉱脈につながりました。このテイストを持ち込めたら面白いな……なんて考え始めたのですが、こちらの話は長くなりそう。また改めて書きますね。

 

 

とにかくそんなことを考えていたら、昨夜テレビ(NHKの『ネタドリ』)で「昭和レトロ好き」な若い方々が紹介されていてびっくり。なんてタイミングでしょう! まあ自分のアプローチとは重なりつつ少し違うところもあるかもですが(親子ほど世代が違うので仕方ないです(笑))、レトロテイスト自体は「流行に逆行」でもないのかも、と悪いことに気を強くしてしまいました。同人誌イベントでそういう趣味の方がどれほどいらっしゃるかは謎ですが、もともと「人生どこ行ってもアウェイ」なので、気楽に気楽に……と自分に暗示をかけています。(緊張しいなので💦)

 

そんなわけで、うまくいったら少しいつもと毛色の違う冊子が並ぶと思います。コミティアのカットには入れてしまったので、遅くともティアには間に合わせたいです。(文学フリマはサークルカットがないんですね。webカタログは直前まで編集できるらしいし、予定が固まると怖気づいてしまう自分にはありがたいかも?) ちょっと早いですが、どうぞよろしくお願いします。(^^)

Affinity Photoをセールで導入

以前2つのソフトを入れたAffinityですが、ソースネクストさんからセールのお知らせが来たので、残っていたPhoto(Adobeで言うとPhotoshopに該当)を先日購入。これでPublisher(Indesignに該当)、Designer(Illustratorに該当)と合わせてAffinityの買い切りソフトTrinity(笑)が3つ揃いました。

 

そのちょっと前にAffinityからのニュースレターが来ていて、photoを使っているイラストレーターさんの作業動画が紹介されていたので視聴……しているうちに、自分でいじりたくなって中座しました。

 

Photo初いじり

絵を描く用途に関しては(というかそれが目的ですが)、Photoshopを使っていたのでおおまかな見当はつきました。なんですが、とにかくブラシが! めっちゃたくさんあって楽しい! いや、使っていたPhotoshopが古~いCS2だったので世代差ありすぎだし、クリスペにもあるのかもですが、ツールは「とりあえず使うもの」しか見てなかったので新鮮で。鉛筆の種類や硬度など、バリエーションが直感的にわかる形で最初からあるのは便利に感じます。使い始める時にカスタマイズするのは地味に面倒だったので。(鉛筆には油性やグラファイトなんてのまである☆)

 

使っているペンタブが、ワコムのこれまた古~いIntuos4っていう板タブなんですが(その後廉価な液タブも購入したのですが、セッティングが面倒で結局戻ってしまい…💦)、ペンのスイッチに割り当てていた「消しゴム」がすんなりと「消去ペン」(消しゴムに該当)に引き継がれたのには感動しました。

 

不具合(?)の解消

 ・ショートカット

Photoshopやクリスペでよく使ってたショートカットの「拡大」・「縮小」(Space+Ctrlと、←コレ+Alt)が効かなくて往生したんですが、検索したらキーをいっぺんにではなく「Space」を先に押すと機能するとあったのでやってみたらできました。参照させていただいたのはこちら。ありがたや☆

 

・内蔵のヘルプ

メニューからヘルプをクリック、またはF1キーでヘルプウィンドウが開くんですが、中の項目をクリックしても何も起こらない……ように見える。同じ症状らしき海外の方の投稿がAffinityのフォーラムにあったので参考にし、普通のクリックではなく右クリックにすると、別にブラウザ(自分が規定にしているもの)でヘルプ画面が開きました。あとはその中でクリックしたり検索したりが普通にできます。じつはヘルプウインドウの最下部に小さなフレームが開いていて、そこにヘルプの内容が表示されていることもそこで知ったんですが……小さすぎる上にいちいち最下部までスクロールしないと見られないので実用性がありません。

 

この不具合を日本語で書いてる例は検索では出てこなかったので、自分の環境での特殊な例なのかもしれません。最初は購入窓口だったソースネクストさんに問い合わせたのですが、解決しないうちに自己解決となったので、いちおうそちらにもご報告しときました。ご同様の方がいらしたらお役に立ちますように。(根本的な解決ではないかもですが、いちおう使えますので☆)

 

このオフラインで使える内蔵ヘルプがめちゃくちゃありがたいです。教本も図書館にあったものの他、kindleUnlimitedで読めるものを拾い読みしたのですが、画面を画像で載せているため固定レイアウトで、期待していたテキスト検索はいずれもできないんですね。これだと書かれた例をなぞっていくしかない。自分は自分のプロジェクトを進めながら必要なツールを調べていく方が性に合うので、このやり方だと隔靴掻痒なんです。他のソフトだといちいちネットに接続してフォーラムを検索するとかしないといけなかったりして、すごくすごく面倒で、結局使うことが減ったので……今回は使うこなせるといいなあと思います。

 

 

*     *     *

 

 

じつはPhoto/Photoshopに関しては、自分の用途には古ーいCS2でも充分なのです。でもOSなどのアップデートでいつ使えなくなるかわからない……このサスペンスから手頃な投資で解放されました。(この「古いソフトを使えなくして強制的に買い替えさせる」というビジネスモデル(?)には、資本主義の病巣を感じますです……まあそれはまた別の話☆)ただ、三位一体のついでで導入してみたDesigner(Illustrator代わり)は、やはり今のところ出番がなさそう……。ベクター画像はプロセスが絵らしくなくて好きになれないんです。あれは自分の目には「構築」で、直感的に描くことができません。単に慣れの問題かもですし、せっかく入手したのだから使えるようになりたいとは思いますが。

 

 

さて、さっそく新しいツールを使って、5月の文学フリマ/コミティアあたりで出したいと思っているSF短編集の表紙・トビラを作ろうしています(短編集自体についてはまた改めて)。この作業を通じてツールに慣れたいです。特にPublisherは、まだ縦書きに対応していないものの、ネット上の無料写真サイトと連携していて便利なので、部分的にお世話になりたいと思っています。ただ、ちょっと画像を物色したところ「これ」というのがなくて。結局「自分で描いた方が早いんでは」となったり……まあ試行錯誤はこれからですね。「活用しよう」と思うと緊張していやになるので、道具で遊ぶ感覚でやれたら理想的です。(締め切りがなければ可能。でもそれだといつ出来上がるかわからない!(笑))

 

*     *     *

 

【追記】

今回のソースネクストさんのセールは3/31までだそうです。けっこうまめにやっている? 他にAffinity Designerやほかの買い切りソフトもセールですが、Publisherは今回もないですね…。
(ソースネクスト)クリエイティブソフト乗り換え応援セール 

※こちらでセールになっているAffinityソフトはWindows用の「for PC 2」のみです。

 

この記事の執筆時点では、Affinity本家でもセール中のようです。
Affinityサイト(日本語) 

for PC 2の単体でいいならソースネクストのほうが安上がりですが、そちらには無いPublisherやMac用、iPad用、Win・Mac両方で使えるユニバーサルライセンスなどもあるので、ほしいものによりますね。

 

セール情報を広く漁っているわけではないので、ほかでも安くなっているかもです。年度末ですし。
ご検討の際はくれぐれもお持ちの環境との整合性をご確認ください♡

 


J庭55・「お試し☆小説出会いの広場」参加します♡

明日はJ庭55に参加します。当日企画「お試し☆小説出会いの広場」(小説作品の最初の1ページをA4に拡大して展示してくださるという企画)にも参加するつもりなのですが、前回書きました通り、事前のオンラインでの申し込みをし損ねてしまったので(^^;)、当日自分で印刷して持っていきます。サイトでは直接お試し読みしていただけますが、いちおう作った原稿を表紙と共にご覧ください。

『ネガティヴ・ケイパビリティ:絶食系男子イアン・ワージングのレイライン紀行』
『ネガティヴ・ケイパビリティ:絶食系男子イアン・ワージングのレイライン紀行』

先日も書いたのですが……前回複数展示なさっていたサークルさんもあったので、出してる小説ありったけ……と思ったのですが、3種作ったら自分の息が上がってしまいました(笑)。こういう原稿作るのもけっこう大変です。だからこそ、事前登録してスタッフさんが印刷してくださるのはありがたいですね。

『流星:SF・微JUNE掌編集』
『流星:SF・微JUNE掌編集』

ペーパーも作りました。書きたいことがたくさんあったのですが、鳥山明さんの訃報などあったりして書ききれませんでした……そちらはまた改めてブログなどで書きたいと思います。

続きを読む

確定申告とJ庭準備で冷汗

個人ブログのほうでご報告とお礼など書かせていただきましたが、コミティアではスペースへのご訪問ありがとうございました! 二週間後にはJ庭という嬉しい慌ただしさなのですが、嬉しくない慌ただしさもあるのが年度末。毎度違うパターンの記帳間違いをやらかす確定申告が3/15締め切りなので、他も含めてアレコレ翻弄されておりました。…その間に大事なことを失念して冷や汗をかきました。

 

…午前三時過ぎに「J庭の『お試し・小説出会いの広場』(当日会場で小説の最初の1ページを展示していただける企画)に投稿してない!」と思い出し、起きだして確認したら締め切りは月曜……!ああ、確定申告の準備なんかしてる場合じゃなかった!と後悔しきり。(おまけに昨日は力尽きて何もできず、午後はNHK BSでやってた寅さんをぼーっと最後まで見てしまい(^^;)。いや、志村喬さんに釣られて……好きなんですよ。博さんの父親役だったんですね☆))

 

でも前回は当日持ち込みも可だったよなー……とブクマしていた投稿ページを見るも、その説明がなくしばし絶望……。でもでも、もしかして……とダメ元で前回のキーワードでTwitter(あ、Xです(^^;))を検索したら、情報リンク先が「企画」のページ。今回も同じページらしく、当日持ち込みの説明もあって日付が変わってました。マークしていたのはオンラインでのデータ投稿ページだったんだわ☆

 

とにかくこれで一安心。おまけに「余白にQRコードを入れるのはOK」とあったので、その手があったか☆と。できればやってみようかと思います。零細サークルなので、作品を認知していただけるチャンスが少しでもあるなら藁をもつかむ思いです!(^^;)

 

……あと、前回同一サークルさんで複数の作品が展示されていた例を見たのですが、特にそれを制限する記述はなかったので、今回は小説作品すべて準備して、断られた時のために優先順位を付けておこうかと。前回は勝手に「1サークル1作品だよね?」と解釈していたので、複数作品展示を見た時は「やってもよかったのかー★」と地団太踏みました。でもあんまり多数になると制限がかかるかもですね。それにしょせんはうちの作風ですからあまり変わらないかもですが……でもだからこそ、数少ない(と思われる)深読み好き・お色気控えめ好き・間接的な萌えが好き・ジャンル越境好き・あるいは美老人好き……の、ご同好の目に留まるチャンスがあればと祈ります。

 

…とまあこういうわけで、これから当日持ち込み用のプリントを作ります。会場で見てやってくださいませ。(^^)


明日のコミティア、ぜひ遊びに来てください♪

再版なんてめったにしないので記念撮影(笑)。『美学としてのJUNE』、無事届いております♪
再版なんてめったにしないので記念撮影(笑)。『美学としてのJUNE』、無事届いております♪

明日はコミティアです。コミケに比べると(二次がない分)荷物が少なく宅配搬入にしなかったので、雪の予報が出た時には慌てました!でも先ほど見た予報では朝は曇り程度のよう。ホッとしたところです。

 

今回は新刊はないですが、再版した『美学としてのJUNE』のほか、既刊を持参します。間口の狭い本が多いですが(笑)、ご趣味に合う読み手さんとの幸せな出会いがありますように、と祈っています。

 

コミティアはまだ前回復帰(?)したばかりですが、ずっとJ庭中心だったので新鮮に感じています。正直難しいイベントでもありますが、「初めまして」の気持ちで楽しみたいと思います。ぜひ遊びに来てください。東1ホール・「せ19a」にて、まったりとお待ちしております。

 

持参本など詳細は直近イベントお品書きをご覧ください。

 


Affinity練習中+ネットプリントに感動♡

DTPソフト初挑戦を思い立つ

図書館で借りたAffinityの教本。ゆくゆくは手元に一冊必要になりそう。横でコミティアのディスプレイを組んでるので狭いです(笑)。
図書館で借りたAffinityの教本。ゆくゆくは手元に一冊必要になりそう。横でコミティアのディスプレイを組んでるので狭いです(笑)。

イベント直前ですが、「ちゃんとしたDTPソフトを使ってみよう」と思い立ちました。紙の本もkindle本もテキスト主体の場合はwordでやっているので、使い勝手が違いそうだなあと思いまして……。リサーチ自体は少し前から進めていたんですが、いろいろ偶然が重なり、ここ24時間ほどでソフトから教本まで無料(いずれも一か月お試しを利用)で揃ってしまったので、その記録です。

 

目星をつけたのはAffinityという会社のソフト。DTPも含めて3種類試し始めました。サブスクではなく買い切りで、高機能なのに価格もお手頃なのが魅力とのこと。それぞれadobeの定番ソフトに対応するらしいです。

 

Designer → Illustrator

Photo → Photoshop

Publisher → Indesign

 

もともとPhotoshopは絵を描くために使っていましたが(Illustratorはベジェ曲線が嫌いで使っていない)、adobeはすべてサブスクになってしまい、毎日使うわけではない万年金欠病の身にはツラいので、昔ディスクで買った古いバージョンと、ComicStudioユーザー向けにセルシスさんが無料提供してくれたClip Studio Paintの旧バージョンでデジタル絵描きや画像いじりをしています。今回の目的はもちろんDTP用のPublisherなのですが……調べたところベクターという販売サイトで2/22までセールをやっていたので、滑り込みで申し込みました。(検索すると「セールで買うのがおすすめ」ばかり出てきます。良いタイミングでした♪

 

事前に調べたなかでの欠点は、まだ縦書きに対応していないところ。でも開発元のCEOが縦書きやルビ対応の開発をすでに始めているとのことで(インタビューによると日本でのユーザー増加は想定外だったそう(笑))、アップデートを期待しての購入です。(アップデートではなくバージョンアップで買い直し、となったらちょっと泣くけど☆)

 

じつは「30日間無料試用」ができると情報を得ていたのですが、当初メーカーのサイトで案内を見つけられず……「試用提供はやめたのかしらん?」と思ってたのですが、よく見たらソフトの紹介ページの一番下の方に小さ~くリンクがありました。(試用版申し込みページはこちら疑ってゴメンナサイ☆てか見つけにくいよ!(^^;)

 

ベクターに購入の申し込みをした直後/確認メール到着前で「あちゃー」とは思いましたが、セールは翌日(昨日の明日で今日)まででしたし、とりあえず早く使ってみたいのでAffinityサイトから試用版をダウンロード。機能は試用版ですべて使えて、ライセンスを購入すればずっと使える、ということらしいです。どうせならと3種類落とし、ベクターの申し込み受付メールが来る前にインストールがすべて済んでしまいました。そのあと支払い案内のメールがベクターから来たのですが、なんと支払いは「3/6までに」とのこと。こりゃーありがたい!とりあえず迷う猶予があるんですね。

 

 

じつはDesignerはソースネクストで2/24までセール中でもっと安くなってるので、こちらも検討中です。コミティア直前でなければもう少し落ち着いて検討できたんですけどねぇ…(おまけに確定申告準備も進行中☆)

 

 

 

それはさておき、先に図書館にある教本を借りていたので、読みながら使い始めたところです。ソフトを買うとなれば教本は手元にほしいかもなー…と、図書館にないものもAmazonで物色したのですが、タイミングのいいことにこちらもkindle Unlimitedの一か月無料キャンペーンをやってました。購入は比較して決めようと、kindle unlimitedに対応してる教本を落としまくったところです。(宣伝・うちのkindle本もすべて対応しております! ふだん私のようにunlimitedを使ってない方も、よろしければぜひキャンペーン期間をご利用ください♥)

 

Designer初使用

Designer初仕事の画像POP。ネットプリントも初。この写真の調整はPhotoで初めて尽くしです。(笑)
Designer初仕事の画像POP。ネットプリントも初。この写真の調整はPhotoで初めて尽くしです。(笑)

 

…で、目的のPublisherはまだ開いていないのですが、とりあえず週末のコミティア向けに、Designerで画像POPを作ってみました。再版した『美学としてのJUNE~ブックレビューとポエムのこころみ~』でレビューさせていただいた本のご紹介です。以前タイトルを掲示したこともあるんですが、文字より書影のほうが一目でわかるかなぁと。スペースの都合でかなり小さくなってしまいましたが、とりあえずできました。当日いらっしゃる方はぜひご参考に眺めてやってください。

 

まだ「Photoshopでやってたことを再現しよう」としてしまうので、「あの機能はどこー💦」てな感じでつっかえるのが疲れます。(^^;)でも基本操作は3つのソフトで共通するようなので、早く慣れてPublisherも使ってみたい。『美学…』が横組みなのは、英文の引用などがかなりあるためでした。この体裁でもっと評論・ノンフィクション系のブックレット的なものを作ってみたいと考えていたので、新ツールが推進力になればいいな、と思います。

ネットプリント初挑戦

で、原稿はできたのですが、なんとうちのインクジェットがインク漏れを起こして印刷できず! 初めて買ったエプソンだったのですが、これまでにもいろんな不便があって、なんか自分とは相性が悪いみたい……インクカートリッジが色別でお手頃価格だったので選んだんですが、またHPに戻るかなあ……。(^^;)

 

…と、買い替えは別にしてコミティアまでにPOPを刷らなくては。ということで、「最近はネット経由でデータを送ってコンビニのコピー機で印刷とかできるらしい」というおぼろげな印象はあったので、さっそく検索。セブンイレブンのネットプリントというのを知り、そこにデータを上げてすぐ刷ってきました。

 

…きれい! もちろんインクジェットではないので印象が違うのは当たり前なんですが、ちょっと鮮明さに感動です。本の印刷は印刷所さんにシフトしつつあるので、POP程度の使用ならインクジェットなくてもいいかなあ……なんて思いました。レーザーはあるので(前に壊れたと思ったら電源コードが緩んでたのでした💦)コピー誌を作りたいなら表紙だけ印刷所さんに頼んでもいいし……。ただ、POP程度でも店頭で刷るのはちょっと恥ずかしいこともあるし、ポスター・イラスト類とかも自宅でできたほうが楽は楽。もうちょっと悩みます。

 

…というわけで、ここ24時間ほどのウラシマタロウ体験でした。腰を上げればけっこうあっけないものだなーなんて思ったり。年とっても新しいものに挑戦するのはワクワクするものですね♪ ちょっと知恵熱出そうですが……☆(笑)


「自分の店」を掃除する

新聞の切り抜きですが、最近思っていることと響き合う内容だったので、切り取って机の前に貼っています。

 

「それよりも、掃除をします」
   仙台の小さな書店にて
   (朝日新聞「折々のことば」2024/1/28)

 

書店を開業してすぐコロナ禍になったものの、辛抱強く店を開いてきた店主さん。筆者さんが「特別な工夫とかしたの」と聞いたところ、持ちかけられたイベントに乗ったりもしたが、最後はやっぱり「店の中に手をかける」ことだった、と語られたという記事です。自分はやってることも立ち位置もまったく違いますが、なんとなく背中を押されたような気がしました。 

 

じつは昨年あたりから、Twitter(X)の投稿・閲覧よりサイトやブログの更新に力を注ぐようにしています。(見直すと情報が古いままだったりリンクが抜けてたり…反省反省☆)ご紹介した記事に照らすと、自分にとっての「店」はこのサイトやブログ、もっと本質的には広い意味での創作活動……なんだと思います。長いこと小説の新作が書けていないのにこんなこと言ってるのは我ながら「イタイ奴すぎ」ですが、それも苦手なSNS系の活動にへんな義務感を感じて「意識や注力を向ける先を間違っていた」のが原因の一つじゃないかな、と。物理的(時間的)・精神的なリソースを持っていかれるのはもちろんですが、周りを遮断して籠もる環境が自分には必要なようです。(いろんなタイプの方がいるので、あくまで自分は、です)

 

Googleアナリティクスを放棄したので(新コードへの更新をせず、データを見るページのブクマを削除しました)、サイトやサイト内ブログのアクセス数はわかりませんが、bloggerの訪問数はあまり変わらず、再掲のみのnoteやMediumはむしろ閲覧が増え(フォロワーさんが増えたわけではありません。こちらについてはいつか改めて書きます)、心配していた本(kindle/紙)の売り上げもそう変わっていません。もともと少ないのですが(笑)。(そもそもTwitterでの宣伝はあまり意味がなかったってことなのか…???)

 

でもこうして発信する場の重点を「気分的にラク」なところに移したことで、少し精神的に落ち着いた気がします。何より自分がこうして文章を書くことを再び楽しめるようになりましたし、絵も少しずつ……遠回しな「リハビリ」をしています。

 

Twitterを始めた頃は、「たくさん投稿や反応をしなきゃ」「宣伝に協力してもらった方々の投稿をチェックしなきゃ」などと思い詰め、他の事ができなくなってノイローゼ(今時言わないか(笑))に近い状態になってしまいました。ネット上のいろんな同人誌イベントに申し込んでみたりもしましたが、やはりSNSでの連携協力が必須なので、結局は自分の手に余り、逆に主催者さんや他の参加者さんに失礼になりかねないので諦めました。

 

Twitter(X)はコミケ等リアルイベントの公式さんとの連携もあるので、完全にやめるのは今のところ難しいです。でももう少し関わりを減らして(自分の中での優先順位や重要度を下げて)、より大事な活動(=「自分の店」の手入れ)に時間と意識を向けていけたら……自分にとっての「芯になる活動」をきちんとしたら、もしかして今苦手だと思っていることにもストレスを感じなくなるかもしれない……なんてことも思います。

 

 

「SNSでつながってくださっている方々を否定することになりはしないか」というのが、これまでXから距離を(精神的に)とれなかった理由でした。でもこれ、要するにイーロン・マスク(=資本主義。この方は象徴にすぎません)にこの「バーチャルなつながり」を人質に取られているだけじゃないのか、と思うようになりました。人とのつながり方はさまざまで、別に毎日オンラインで消息を確認し合うばかりが人づきあいではないはずです。リアルで再会したときに「お久しぶりです」「最近どうですか」と話せるのが自分には理想の距離。今時それではだめだということなら、自分は時代遅れの人間なのだと、きちんと自覚したほうが楽かもしれません。(笑)


COMITIA147お品書きリンク

せ19a SUSSANRAP(サッサンラップ)

webカタログから直接リンクが張れないため、ここに中継リンクを置きます。

お手数ですが、上記ボタンからお品書きへお飛びください。

 

ブラウザによって異なるかもしれませんが、最近たびたびこういうことを体験します。アドレスに日本語が含まれるための不具合かと…。(サイトにページを追加した時のページタイトルがそのままアドレスになってしまうようです)Jimdoの仕様で自分にはいじれないところなので、ご不便をおかけいたしますが何卒ご了承ください。<(_ _)>

 

2024/2/18追記:ページタイトルを少し短くしてみたら、昨日公開のJ庭webカタログではリンクできました。基本同じシステムだと思われるので、やはり日本語タイトル変換のアドレスが長すぎたのが原因かと…。コミティアのほうも修正し、こちらもうまくいったので中継は不要となりました。念のため記事・リンクは残しておきます。お騒がせいたしました☆


「ぎっくり背中」とコミケ御礼と反省

記事の前に:

1/1に起こった能登半島地震で被災された方々に、心よりお見舞い申し上げます。余震が続き、たくさんの方が大変な状況におられることに心が痛みます。早く状況が収束することを祈ります。

 

自分は関東在住で今回地震が起こった地域に親族等はいないのですが、大好きな漫画家の坂田靖子先生が金沢在住で陰ながら案じております。正直こんな時に自分の小さな災難など書くのはナンセンスに感じられますが、通常の日誌記事を更新させていただきます。

 

*     *     *

 

ぎっくり背中

大晦日の夜のこと、姿勢を変えた拍子に背中の腰に近い辺りが「きくっ」となりまして、翌日初詣で歩くうちに痛みが広がってひどくなり、帰って検索したら「ぎっくり背中」というものだと知りました。感触としては「首を寝違えて動かせない・動かすと痛みが走る」が背中に起こっている感じです。調べた限りではぎっくり腰とはメカニズムが異なるそうで、肉離れが背中で起こったようなものだそうです。実感として納得です。対処は痛みのひどいうちはとにかく安静。早くわかっていれば初詣など行かなかったのに……。

 

そんなわけで、元旦後半から養生モードになり、二日目はほとんど動けず、三日目の午後にようやく少し動き回れるようになりました。今はセキをしても激痛とまではいかなくなっています。日柄ものなので無理せず待つしかなさそうですが、ネットで見た標準的な経過だと

・最初の二日間は痛みが増す

・三日目から痛みが軽減

・治るまで7日程度

…この通りに経過してるので、松の内台無しが確定いたしました。(^^;) 部屋の断捨離を進めようと思っていたのですが、重いものなど持てないのでお預けです。

 

でも12月中はコミケ準備と家のアレコレで通常比200%くらいの労働状況だったので、強制的に休養を取らされるのはむしろ良いのかもしれません。おかげで図書館から借りていた本なども読めていますし。コミケ前に起こらなかっただけでも感謝するべきですね。荷物を宅配にせず当日カートで運んだので、これがコミケ前だったらと思うとぞっとします。もっとも、その「カート運び」が背中に負担をかけた原因のひとつかもですが……(たまごが先か、鶏が先か…???)

 

コミケ御礼と反省

さて、そのコミケ。個人ブログのほうで詳しくご報告しましたが、たくさんの方にお立ち寄りいただき、本当にありがとうございました。コミケの空気自体が久しぶりで、なんとも楽しく、癒されもした一日でした。「予想外」の連続でしたが、一番嬉しかったのは、作品のご感想を伺えたことです。何よりの励みになりました。

 

一方、反省というか今後の課題として、(コミティアでもそうでしたが)周りのサークルさんのなさっていることがとても勉強になりました。まず、「自分が売っている本を口頭でわかりやすく説明できなくては」ということ。セールストークとは言いませんが、「どんな本なのか」「その場で」「瞬時に」アピールすること。なかなか苦手です。webカタログには詳しく書き込んだのですが、大半の方…99.9999...%の方は、「たまたま通りかかった」方々なのです。自分は口下手に拍車がかかっていますが💦、努力しなくてはいけないと思いました。特にコミケでは。(もっとのんびりしたイベントであれば、一つ一つのサークルに割く時間も変わってくるでしょうけれど)

 

そしてイベントの特性に合わせること。このところオリジナルオンリーばかり出ていたため、「二次創作が当たり前」のコミケ向けに頭を戻せていませんでした。昔はそういうイベントばかり出ていたので、逆にオリジナルオンリーに合わせる時苦労していましたが、逆が起こったわけです。具体的には、二次的要素のあるものではそのネタ元が、オリジナル作品ではオリジナルであることが「一目で」わからなくてはいけない。今回初売りだった新装版『脳人形の館』はピーター・カッシングとクリストファー・リー当て書きですが、見本誌に彼らの名前はありませんでした。コミティアに持って行ったときのままで、テキストでは英国ホラーへのオマージュであることしか謳っていなかったのです(表紙絵はカッシングの似顔ですがリーはいません)。コミケで働くのは「ジャンルの力」なのですから、これでは彼ら二人に関心のある方の目にさえ留めていただくのは難しい。そのためか、カッシング本はお話して初めてそれに気づいて購入してくださった方が大半でした。

 

逆にオリジナルのイアン・ワージングシリーズは、「オリジナル」とは書いていませんでした。立ち止まってくださった方にご説明している時、「これは何が下敷きですか?」「予備知識がいりますか?」と聞かれ、初めて「オリジナルであることがわからない展示の仕方だった」ことに気づきました。コミケでは二次が当たり前なのですから「元ネタがわからない二次?」と映ったことでしょう。

 

これらの手落ちは、「webカタログに詳しく書いたから」という意識があったことから来ます。もちろん読んで下さった方もおられるとは思いますが、コミケくらいの規模になるとカタログにはあまり頼れないのだと痛感しました。特にうちのような「マイナーなジャンル」では。そのキーワードで検索する方自体があまりいないはずです。

 

それに関連して、やはり「通りすがりの方にもお配りできるペーパー」を作るべきだったと思いました。じつは今回できなかったのは、(時間の不足もありますが)レーザープリンタが故障してしまったことも大きいです。レーザーならテキストの多いペーパーを気楽に刷れていたのですが、今回はそれができず、インクジェットのポストカードにサイトや販売サイトのQRコードを刷っただけでした。見た目はスッキリしてますが、これではアクセスしていただかないと何もわからない。一目で見られる紙情報をお渡しできれば、貴重な機会を活かせたのになー……と反省しています。

 

おおざっぱに言えば「コミケならでは」の特性を忘れて努力を怠ったことが反省点です。正直これが限界でもありましたが、「コミケだー♥」というだけで舞い上がっていましたね。(「お前が落ち着け!」(^^;)) それでも普段のイベントの10倍くらいは販売できたのですから、コミケはすごいところです。イベントが変わるとまた気をつけるべきところも変わるので、その都度意識しなくてはと思います。

 

『美学としてのJUNE』「まさかの」完売問題

そんなわけで今回、『美学としてのJUNE』がまさかの完売となりました。本当にありがとうございました。(こだわりのある本なので、なんらかの形でご感想を伺えたら嬉しいです…☆)喜ばしいばかりなのですが、困ったことも。じつはすでに申し込んでいる「2/25のコミティア」と「3/10のJ庭」のサークルカットがこの本なのです。というのは、新刊だったJ庭以外ではほとんど動かない本だったので、コミケでもそうだろうと予測したから。逆に先日久しぶりに参加したコミティアでは、感触として「マニアックなテキスト主体の本」を読んでくださる方が比較的おられそうだったこと、また、一番フィットしているはずのJ庭ではサークルカットにしたことがなかった(なんと新刊時も突発だったので載ってない!)ので、今回きちんとフィーチャーして、新たな読者様に(お一人でもお二人でも)出会えれば……との思いがあったのです。ところがこんなことになってしまい、頭を抱えています。

 

増刷すると、たぶん確実に在庫がずっと残ります(というのは、今回まとまった数が売れたのはたぶん「コミケマジック」だから。非現実的な夢は見ません(笑))。予算的にもシビアな状況なので、次の別の本に残しておきたい気持ちがあります。kindle版のご案内カードを代わりに無料配布、というのも考えたんですが、「サークルカットでメインになってるのにスペースに行ってみたら電子版の宣伝しか無い」というのはどうなんだと。いや、そんなに当てにしてくださる方がおられるかどうかも果てしなく疑問なので、余計に悩むところです。もう少し悩みます。『脳人形』のkindle版問題も解決していないので……うーん、2024年も課題多き幕開けです。

 


コミケ103準備中♪

 コミケが近づいてまいりました。ここ数日、ディスプレイをあーでもない、こーでもないとやっております。前回のコミティア準備と同様、机のカウンター部分に組みっぱなし。好きなので苦にならないんですけど、机が狭いです。(笑)

前回は白いレンガ調シートを使って全体に白くしましたが、今回は手持ちの黒サテン生地を敷いてみたら、本置きのこげ茶の板と馴染んで好みの感じになりました。(板を足してこげ茶が見える部分を増やしました♥)

 

webカタログを見てみたら、お隣がなんとグラナダ版ホームズのサークルさん。嬉しい驚きです! 今回自分はピーター・カッシングで申し込んでいますが、ご存じの通り本籍地のひとつはホームズなので…配置担当様に感謝です。既刊のホームズ小説——うちのロングテールです——をそちら側に置くことにしました。ついでに「コミケは二次創作OK、というよりそれがメイン」ということを思い出し(J庭とコミティアに慣れ過ぎましたね(笑))、以前作ったホームズグッズの在庫を持参することにしました。スペースの左側はホームズコーナーになりそうです。BOOTHでは販売終了したグッズも持ち込みますので、よかったらぜひ見に来てください。(^^)

 

そんなわけで、ラインナップはコミティアに持って行った本+ホームズグッズとなりました。詳細はこちらをご覧ください。

直近イベントお品書き(&通販・kindle版リンク)

 

webカタログをご利用の方は、こちらからマークしてやってください。

コミケwebカタログ:SUSSANRAP(一日目・東Z44b)

 

それと、カットに「無料配布たぶんあり〼」と書いてしまったのにその予定だった『脳人形の館』の別冊は完全なふろくになってしまったので……無料配布用のペーパーかカードを作りたいと思っています。あと、できればただの「ファンアート」を展示できればと——そんなにスペースないですね!(^^;)これはほんとに「もしできたら」、ゲリラ的に持っていきます。

 

コミケ自体が久しぶりですし、初売りも2種ございます。おついでがありましたら、ぜひぜひお立ち寄りくださいませ。