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中綴じホチキス新調♥と嵩高紙

GW後半、やること・やりたいことが多すぎてパニクってきたので、昨日早朝にフリーマインドですべて書き出して整理しました。

イベント用の新刊準備とササヤカな宣伝活動(Xやブログ類の投稿…Xは使うと頭が混乱するのでなるべく避けているのですが、仕方ないですね💦)だけでも充分パニクってしまうのですが、5/5に町内会の会議があってその準備もあったりで……ちょっと自分の「のーみそのキャパ」を超えてしまう状況だったのです。(^^;) ここ2週間くらいは老母の通院付添ラッシュもあったので、デスクワークがたまってしまった……というのもあります。でもGWとその後数日で日ごとにやることを割り振ったらそんなに無茶でもない(ように見える)ようになり、少し落ち着いた……かな?というところです。

 

GW中は新刊SF短編集のカバーアートをやって週明けに入稿…できたら理想。目標にして頑張ります。(ほんとは目標なんて立てたくない方です。最近新聞で横尾忠則さんの記事を読んで、「計画や目標を持つと束縛されて不自由です」というお言葉にいたく共感。でも新刊を予告したのも間際まで手を付けられなかったのも自分ですから仕方ないですね💦)

 

今回は予算の関係でコピー誌回帰。前に新装版の『History:さむがり男子イアン・ワージングのハロウイーン』の時に表紙とカラーページだけ印刷屋さんで刷ってもらいまして。(ちょっと凝った造りにしたくて、普通にそれをやると予算オーバーだったので)テキスト本文は自宅で書籍用紙に刷り、合わせて中綴じしたんです。表紙に筋入れしてもらったらあまりに楽で目からウロコでした。出来栄えも大満足。それで今回もその方法で「一部外注」してみることにしました。

 

自宅のインクジェット刷りでは不可能な紙が使えるし、オプションの選び方しだいでそれほど無理のない価格にできます。そして何より「ミスプリントの無駄が出ない」!(これすごく安心!自宅刷りだとかなり紙が無駄になります!(^^;))耐久性が出るのもありがたいです。

 

同人誌専門ではない一般大手印刷会社(プ●ントパックとか)だと、安い代わりになにかと融通が利かないのですが、パーツだけ頼むならお手頃です。体力的にはすべて印刷所にお願いしたいお年頃なんですけれど(^^;)、予算とバランスをとりつつ「こういうのがやりたい」のワガママを通すにはありがたい選択肢ができたものです。少部数なので、特にオンデマンド印刷が出てきた恩恵も大きいです。

 

 

中綴じステープラーも、「50枚綴じられる」というものに新調しました。以前のは公称20枚くらいだったと思います。(たいていコピー誌換算ですが、書籍用紙90kgでかなり無理させました☆💦)これで多少の厚みのある冊子もやりやすくなりそう。「うちは中綴じ製本所!」と気分を盛り上げています。少部数の本(ぶっちゃけ「こんなのオフで刷ったら一生在庫抱えそう」というワガママ本…まあうちのはたいていそうですが(笑))でも、在庫を怖れず気楽に作れる環境になりました。

 

ついでに、一目惚れしたモンテシオンという嵩高紙を本文用に取り寄せてみました。最初は手持ちの書籍用紙で刷ろうと考えていたのですが、今回「レトロなSF」なので……少しでもレトロ感が増してくれればなあと。紙は一昨日着いたばかりですが、すごく柔らかくて温かみがあり気に入りました。時間が経つと退色するらしいので、そこも「疑似古本」のコンセプト(?)にはいいなあと。(退色させてから売るわけではないですが……(笑))プリントのテストはこれからですが、うちのレーザープリンタでうまく刷れるといいなあ、とドキドキしております。

 

新調したステープラーと本文用のモンテシオン。ちょっと飾って記念撮影(笑)
新調したステープラーと本文用のモンテシオン。ちょっと飾って記念撮影(笑)

 

 

 

「ちょっとレトロなSF」ということで……昔から絵が目に馴染んでいたイラストレーターさんの名前を調べて改めて検索し、にわかに温故知新中です。SF界では真鍋博さんて方が有名で画集など図書館で借りてみたのですが、じつは自分が馴染んでいたのは難波淳郎さんという方の絵だと判明しました。(絵柄だけ馴染んでいて、これまでお名前も知りませんでした。「星新一さんの挿絵の人(真鍋さん)」だと勘違いしていたくらい(^^;))

 

当時の新書などのカットでよくお目にかかっていたんですが、調べてみたら本職は水墨画の方でビックリしました。余白使いが大胆なので「なるほど」と納得です。出会いはほとんとが最初から古書だと思いますが、センスと時代感が好きです。すでに故人なのですが、墨絵の教本や共著のカット集を古書でゲットしてすっかりファンモードになりました。(^^) こちらはいつか改めてきちんとご紹介したいです。

 

もちろん新刊準備としては、今から勉強し直してタッチをまねて自分で描く、なんてできるわけがないので、自分の中の「感覚」として影響を受けられればなあ……という言い訳で目から吸収しております。(単に自分が楽しいという…(笑))「自分の絵」にこだわらずに、本全体として編集するマインドも必要だなあ、などと思ったり。勉強することが山ほどあります。

 

土壇場で欲が出ていろいろやりたくなってしまうのが悪い癖なので、これからどうなるかわかりません。でもある意味一番面白い時期です。(いつもこうなってから「あと1か月あれば…!」と思う💦)もし間に合ってイベント当日に並んでましたら、内容はもちろん装丁も工夫しておりますので、ぜひ新刊を手に取ってみてください。(…と、本来ならここで表紙を貼りたいところ。頑張ります!(^^;))