梅雨の晴れ間を縫って、ずっと後回しになっていた挿し木のミニバラの鉢上げをしました。写真が元の花。今年のひな祭の時にスーパーで買った、品種不明の切り花です。バラはそれほど惹かれないほうなのですが、花びらの中心が黄色、縁に行くにつれてサーモンピンクになるグラデーションがすごくきれいで、珍しく「こんな鉢花があったらほしいなあ……」と思ったのでした。
で、鉢で売られてるものを探してみたのですが、残念ながらこういう感じのは見つかりませんでした。「切り花でしか流通しない品種もある」とのことなので、そのパターンかも……と諦めかけた時、見かけたのが「切り花のバラで挿し木ができる」という情報でした。(※ただし栽培品種は個人的に楽しむだけ、間違っても増やして売るとかしちゃいけない、とのこと。本の著作権と同じですね)
むむ、ダメでもともと。ということで挿したところちゃんと芽が出て葉が茂りました。それだけでも正直感動です。植物ってすごい。バラなんて自分のようなトーシロには無理だと思ってましたが、ミニバラはわりと育てやすいんだそうです。そういえば冬に鉢花で買ったものも切り戻しで元気に咲いています。(でも放置すると虫はちゃんと(?)つくので、マメにトウガラシのスプレーなどかけています(^^))
挿し木の生い立ち
ネットの情報に従って、バーミキュライトに6本ばかり挿し、あとは腰水を切らさないことだけ気をつけて半日陰に置いていました。ダメになる挿し穂は黒くなって枯れる、というのでずっと観察していたんですが、結局すべて緑のまま持ちこたえてくれました。
鉢上げ
…というわけで、暖かくなってからはどんどん葉が出てきてこんな感じに。本当は5月頃に鉢に移すべきだったと思うんですが、あれやこれやで7月になってしまいました。
こんなに根が回っているとは思わなかったので、うわー待たせてごめんねえ!という感じでした。(^^;)葉が出てから適当に日には当てていましたが、養分のないバーミキュライトと水だけでよくぞここまで……いろいろと思うところがあります。ああ、自分も頑張らなくちゃ!
根が絡んで大変かな、と思ったらわりとすんなりと分けられました。バーミキュライトだけなので、そのせいかもしれません。水の中で洗う必要もありませんでした。ただ、底に敷いていたネットに付いていた根を一本切ってしまいました。大丈夫かな?
葉が一番元気に展開してるものと、一番出遅れているものを1本立ちに、残りの4本を1つの鉢に植えてみました。(売ってるミニバラの鉢がだいたい4本くらい入ってるので、それくらいのイメージで)
ちゃんと5月頃に鉢上げして肥料をやっていれば、もしかしたら今頃花を見られてたかも?とか思ったりもするのですが、まあ今さら考えてもしかたない。引き続き見守ってみます。咲いてくれますように!
ただ、もしもかけ合わせだとしたら、一代目しか特徴が出ないことがあるとも聞くので……元の花と同じものが見られるかどうか、結果が出るまでわかりません。でもまあ、それもまた楽しみであります。(^^)