ときどき「自分にご褒美」的に買っていたお菓子に、成城石井のオレンジケーキってのがあります。マーマレード入りのパウンドケーキにシロップをしみ込ませたような、どっしりしたケーキです。
お店はうちから遠いので、外出自粛もありしばらく食べていません。で、
「ホットケーキミックスで手抜きして『それっぽいの』できないかな？」
…と思っていたところ、タイムリーにホットケーキミックスを使ったレモンケーキをテレビでやっていたので、渡りに船とアレンジしてみました。わりとうまそげにできたので記録します❤
参考にしたのはこちら。
『プロフェッショナル仕事の流儀』
この中の「お手軽レモンケーキ」のホットケーキミックス・卵・バターの比率を参考にさせていただきました。（ただし材料を変えてシロップをかけ、かなり別物にしちゃったのでご了承くださいませ☆）
目分量ですが粉は三分の一ほどおからパウダーにし、レモンの代わりにオレンジ１個分の果汁を入れました。レモンの場合より多いと思いますが、粉も多めだったのか生地のかたさはちょうどよかったです。
生地をケースに入れてから気づいたんですが、生地にはちみつ入れるの忘れました☆ でも今回はあとからシロップを吸わせたいので結果オーライ……というか甘みをつけたらシロップを調整すればいいし、結局どっちでもなんとかなりますね！(^^)
途中の写真を撮らなかったのでいきなりですが、焼いたものがこちら。おいしそうに見えるためにはやはり焼き色が大事。でもオーブンレンジではなかなか焼き色が付かず、様子を見ながら数分ずつ、何度か焼き足しました。
ほんとはオレンジの皮を中に入れたかったんですけど、冷蔵庫にあったのは普段行くご庶民スーパーの輸入オレンジ。もちろん防カビ剤の表示があります。いろいろ検索してみたら「いっぺん皮を食べたらどーにかなる」というようなものではないのですが、まあ一応気になるので落とす方法を調べました。結論として取りきることはできないらしいのですが、紹介されていた中から
「ボウルいっぱいの水に重曹小さじ１～２杯を入れたのに１分浸ける→流水で洗う」（→表面の農薬やワックスを取る）
「熱湯で１分ゆでて流水で洗う」（→しみ込んだ防カビ剤を減らす）
というのをやり、表面の飾り分だけ皮つきの薄切りを使いました。（これはビジュアルとして必須なので！）
シロップも冷蔵庫にあるもので間に合わせました。
オレンジキュラソーとかあれば本格的っぽくなりそうですがオレンジジュースで。下戸ですし、今回は煮ないのでこのほうがいいかもです。レモンペーストは最近見つけたもので、ちょっとマイブームになってます。（唐揚げがびしょびしょにならない❤）
料理用のハケが見つからず、具合を見ながら小さじで少しずつ……。あとでハケが出てきたので、ツヤ出しにハチミツのみをハケで塗りました。出来上がりはこんな感じです。
ちょうどお三時だったのですぐに味見。シロップはあまりかけると崩れそうなので、残ったのを食べる時にかけたら好みの味になりました。でもケーキが冷めてから切ってみたらだんぜん扱いやすく、シロップが落ち着いてしっとりしているので、やはり待てばよかったかなーと……がっついちゃいけませんね。（笑）
残りは冷蔵庫で寝かせて、（煮てないシロップですし）家族で明日中くらいに食べ切ろうと思います。
次は中に皮を入れられるよう、国産オレンジを探すか、もっとお手軽にマーマレードを入れてもいいな、とか思います。でもまあ「家にあるもので即席に」、というコンセプトでは上出来でした。
シロップを吸わせるケーキってなんか好きなんですが、もしかしたらサバランからの連想かもしれません。昭和のお菓子という感じで好きなんですよね♪でも最近売ってるお店がなくて……少なくとも近所には。池袋駅前のタカセにはあったので、J庭の帰りにときどき買っていました。今はJ庭もビッグサイトに移りましたし、また今はそれどころではないですし……。しばらくは「おうちで『それっぽく』作る」を楽しむとします。
サバランは生地がブリオッシュという一種のパンですし、シロップを吸わせるにはもう少しグルテンぽい（？）、強い生地のほうがいいのかもしれません。でも「ホットケーキミックスで」というのが手軽さの決め手なので悩むところです。（悩むというほどのことじゃありませんが☆）
たしかちょっと前の『きょうの料理』で、シロップを吸わせるタイプのレモンケーキをやっていました。いつかそっちも試してみたいです♪