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[A5・44ページ]
【紙版】(自家製本)
¥ 500
なぜか執事がいるヴィクトリアンな(?)未来都市、遠い旅をする惑星探査船……
ちょっとレトロなモチーフが飛び出すSF短編小説(おとぎばなし)を集めました。
スマホもSNSもなかった頃に想像された、趣向の異なる「未来」をお楽しみください。
「あとがき」には、編集中に得た「レトロとは発見するもの」という気づきについて書きました。
《全年齢・一般》
【目次】
◆「依頼人と探偵」
僕は、見も知らぬ長身の男に相談していた。
「苦しいんです。正直なところをいえば、人を信用できなくて」
男の答えは飄々としたものだった。なぜ僕は彼の話を素直に聞いているんだろう……?
◆「ぼっちゃまの秘密の愉しみ」
執事やメイドに囲まれて暮らす「上流階級人」の若者は、憂鬱な日々を送っていた。
ある日、彼は夢の中でもはや存在しない「スイッチ」を切るという体験をする。
それを聞いたカウンセリング・ドクターが処方したものは……。
◆「千夜一夜」
男は見慣れぬ星座を眺めながら、大昔の探検家のことを考えた。
永遠に続く夜の中、彼の話を「聞いてくれる」のは、答えることのできない給仕ロボットのペイジーだけだ——
遭難した惑星探査船に生き残った、一人の男の物語。
◆あとがき
[自分の中の「SF」/作品について/レトロ・アナクロ・ノスタルジー]
【誌面サンプル】収録作のトビラと1ページ目を掲載しています。
「 依頼人と探偵」
「ぼっちゃまの秘密の愉しみ」
「千夜一夜」※全文公開中→ページ下リンク
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