ご報告の前に……新型コロナウイルス、あれよあれよと言う間に予想もしなかった状況になりましたね。皆様いかがお過ごしですか?
こういう時、自分がやっているような活動では現実的にお役に立てることはありません。でもサイトや作品をご覧いただいている間、しばし憂さを忘れていただけたらと――僭越かもしれませんがコッソリと――思っていたりします。どうぞ、できればのんびりご覧くださいませ。
さて、以下は遅ればせながらご報告です。たまっていたご報告に加えて今思うことなど書いていたら、いつもに増して長くなってしまったので(^^;)、分割でアップします。まず今回はひとつめのご報告(と、その裏事情(笑)など)です。
すでにSHOPリンクなどでお知らせしていますが、先月から、フロマージュブックスさん(女性向け同人誌や商業BL等を扱う専門書店)に紙の本を委託させていただいています。書店委託は初めてなのですが、こちらはメロンブックスさんの女性向けサイトだそうで、うちはメロン側サイトからも閲覧・ご購入ができる設定にしています。基本はサイトでの通販ですが、店舗受取もできます。
今、クリスマスにそなえてホォムズとワトスン(うちのギャグ漫画版で「ホームズ」でなく「ホォムズ」(^^))のごあいさつ画像を描いているのですが、先日ネタ出しをしていたとき、「そうだ、ホームズさんのクリスマスといえば『青い紅玉』!」と思いつき、久しぶりに原作を読み直してみました。「クリスマス・ストーリー」としての工夫がこんなに詰まっていたのか……と改めてドイルせんせに惚れ直し、ついでにグラナダ版も見直していろいろ思うところがあったので、書き留めておこうと思います。(※原作、およびグラナダ版独自の脚色点のネタバレになってしまうので、未読・未見の方はご注意くださいませ)
…さて、タイトルは『青い紅玉』で記憶していながら、愛読してる原作はタイトルを『青いガーネット』と訳している新潮文庫版なのですが……(なので、『追憶のシャーロック・ホームズ』の文体は延原訳がお手本です)以前はふんふんと読み流していた部分の工夫やユーモアがすごく感じられて、目からウロコが落ちっぱなしでした。全体にコメディ感とほのぼの感がこんなに工夫されていたんだなあ、と。
冒頭では別の意味でびっくりで。というのは、すっかり「クリスマス当日の話」だと思い込んでたんですが、じつは「クリスマスの二日後」の話だったんですね。しかもこの時ホームズとワトスンは別居中(違(笑))。…たぶんグラナダ版でスリコミすぎたために、自分のなかで「2人は一緒に住んでて『青い紅玉』はクリスマス当日の話」になってしまってるんだと思います。(^^;)