年が明けました。改めまして、今年もよろしくお願いいたします。
さて、長いこと決断できなかった『脳人形の館』kindle版の新装版化、ようやく方針が固まりました。
別冊ふろくの電子書籍は別に有料配信とし、小説本体の表紙・内容も紙の新装版に合わせることに。といっても小説の改訂はしていないので、新規あとがきの追加、体裁の微妙な変更などです。
ただ、紙版とのバランスをとるため価格を改定する予定ですので、もし「小説さえ読めれば」という感じでしたら、旧版のうちのほうが安価になります。（新装版は別途配信ではなく更新ですので、ひと手間かかりますが更新後に新版での再ダウンロードをリクエストすることもできます→ご説明）
決断保留のネックになっていたのは、別冊ふろくの扱いでした。当初は無料配信を考えていたのですが、紙版では実質有料（新装版を購入しないと読めない）で並行販売中なのにそれはどうなの、と。しかし単体では成立しないうえに、内容がかなり「同人誌的」（ご同好腐女子の皆様には楽しんでいただけると思います！（笑））なこともあり、シリアスな小説とはノリが違うので、合本はしたくありませんでした。そもそも「こういうの」ってアマゾンではどうなんだろう……？ という疑問にも答えが出ず、そのままこの件はフリーズしておりました。
それが、これだけ時間を置いたせいか（はたまた家の断捨離で頭がスッキリしたのか？）、「この内容が配信OKかどうかはKDPの判断に任せよう！」と考えるようになり、「ふろくは別途有料配信の方針」で「とにかく進める」ことにしました。もしもふろく配信が頓挫したら、その時にまた考えようと思います。
方針が決まっただけですが、自分にとっては大きな一歩です。方針により作業が異なるため、これまではまさに手も足も出ない状態でした。思い切ったというより「自然に結論が出た」感じなので、（結局同じ結論だったとしても）納得がいかないまま無理に進めないでよかった、と思っています。こうワガママに時間をかけられるのは個人出版ならではですね。（笑）
検索してみると、「何かの"別冊付録"」という有料kindle本はけっこう見つかりました。主に雑誌の別冊付録が多かったですが、やはりkindleで抱き合わせ販売はできないので、こうするしかないんでしょうね。わかりやすく関連付けたいので、これから方法を研究します。KDPも発足当初に比べるとかなりツールが増え、ウラシマタロウ状態なので……。
そういえば、イアンシリーズはいつのまにか「シリーズ」としてまとめたページができていました。（▶こちら。自動で作っていただきありがたいのですが、説明に1冊目の説明がそのまま入っているのが気になります。シリーズページ用の説明ってどこから書くんだろう？？？）
セット販売とは少し違いますし、別冊付録をシリーズ扱いとするのはOKかどうかわかりませんが、申請してシリーズページを作っていただくことも可能らしいので、選択肢に入れて調べてみようと思います。
もうひとつ、未解決の問題があります。新装版を別冊ふろくと揃えて公開したいので、準備ができるまで旧版を一時的に配信停止したらどうだろう……と考えたのです。KDPのヘルプには、配信停止しても商品のウェブページはオンラインで維持される、とあったので、商品ページに新装版更新準備中の旨を書き込み、反映されたところで配信停止をポチッと……やってみたのですが、ページそのものが表示されなくなり、慌てて戻すはめになりました！(^^;) てっきりページは閲覧できて購入ができない状態（そういうページを見たことがあるので）になるのかと期待していたんですが……。あちこちに書いた紹介リンクがすべてリンク切れになってしまうのは問題なので、これはもう少し慎重に考えようと思います。とにかく、せっかくいただいた評価が消えなくてよかったです！（ページが消えた時にまず心配したはそれでしたので！(^^;)）
ともあれ、ようやく作業を進めることができるようになりました。思ったより調べることが多く、まだまだ時間がかかるかもしれませんが、なるべく望ましい形で公開したいと思っております。
余談・Merch on Demandのこと： 前回の記事に書きました、アマゾンでのオンデマンドグッズ販売（Merch on Demand）ですが……じつは12月中にアカウントの登録申請を行い、そのまま忘れておりました(^^;)（審査に14日くらいかかるとあったので、年末年始のアレコレに紛れてしまいまして）。で、KDPの作業をしていてふと思い出し、たしか合否にかかわらず連絡はくるはず……と最後にもらったメールを見たら、銀行の確認で1円振り込みました、というお知らせでした。口座が複数あり、どれを書き込んだかわからなかったのでサイトにログインしてみたところ……ななんと「お客様のアカウントリクエストは却下されました」との表示が。えーっ、ペケでも連絡くるんじゃなかったのか！
じつはアタフタと申請してしまったあとに詳細を読み（こらこら）、少々不安が出ていたところでした。使い方や規約を読んだら、他人のデザインを勝手に使ってはいけないとか、当たり前のことがえんえんと書かれていて。自分でデザインするのではなく権利を買って商売するのが前提？ と謎でした。そして登録したデザイン画像については、こちら側の著作権が守られるかどうかが確認できなかったんです。逆にアマゾン側で修正もできる、みたいな文言があって……。kindleの個人配信とはだいぶ様子が違いました。
というわけで、そんな経過でこちらの展開はなくなりました。もしも楽しみにしてくださった方がいらしたら、申し訳ありません！<(_ _)> BOOTHで少しだけグッズも販売しているので、よかったらご覧くださいませ。▶BOOTH(SUSSANRAP)
（追記・ちゃんと1円は入ってました☆（笑））