庭の楽しみ:食べた野菜のタネから(後編)+鉢花など

カボチャとコンパニオンプランツの葉ネギ。両端の花はコンパニオンと彩りを兼ねたマリーゴールド。右端にニラがちらりと。
カボチャとコンパニオンプランツの葉ネギ。両端の花はコンパニオンと彩りを兼ねたマリーゴールド。右端にニラがちらりと。

想定外にできた菜園ぽいエリアのその後です。(種から苗になるまではこちら

 

北側のフェンス際で、冬の間は建物の陰に入って日照ゼロ、それでいて夏の角度の高い日差しはカンカンに照りつけるという過酷なエリア。昨年の夏まではガラクタを置いていました☆

 

先日上げた写真が一ヶ月ほど前のもので、現在はこんな感じに。けっこう菜園ぽくなってきました。

 

カボチャエリア

野菜は三ヵ所に分けて植えているのですが、一つ目はカボチャエリア。食べたものの種から育ちました。どんどん大きくなっていくので、コワイくらいの「生き物感」を感じます。(笑)

 

普通は地面に這わせるのですが、スペースがないので100均で見つけた90cm幅のネットを少し斜めに張り、上に這わせる空中栽培というのにしてみました。(鉢を並べているイメージで密植しています☆)小さいうちからじゃんじゃん花が咲いてますが、すぐに落ちます。収穫目当てなら人工受粉をしてあげなきゃいけないらしいのですよね。もう少ししたらやってみようかな。それとも虫頼みの賭けをしようかな……と思案中。

 

カボチャの足元のアルミホイルはウリハムシ除け。小さい苗の頃に食べられてたので、検索で見つけた方法を試しました。それ以来食べられていないので効果はあったのかも。とにかく生長が早く、油断すると頭がネットの裏側に出てしまうので、毎日観察して表側に引っ張り出し、巻きひげをネットに誘導したりしています。これ、狙った通りに巻いてくれたりするとけっこう楽しいです。(笑)

 

コンパニオンプランツとして一緒に植えた葉ネギは、100均のタネから育てたのでまだ小さいです。じつは先週の『趣味の園芸』で「葉が分かれるところを埋めないように植える」と知ったんですが……うおー、そこしっかり埋めてました! 倒れそうだったので……! 慌てて少し掘り出してやりましたが、すでに息もたえだえな感じの株も。(^^;)カボチャの葉陰になってますし、コンパニオン効果が目当てなので収穫は期待しないほうが良いかも?

 

トマトエリア

トマトエリア。
トマトエリア。

 

隣のトマトエリアは、食べたトマトの種から育てた苗3本にバジルシソ(こちらは100均の種出身)をコンパニオンで。彩りを兼ねたマリーゴールドも同様に。前回、「トマトは花が咲くまでポットで育てた方が良いらしい」という聞きかじりを書いたのですが、別に小さな紙ポットで育てていたコンパニオンたちがポットの外側まで根を伸ばし始め、暑さで水管理も難しくなってきたので、面倒になり地植えしてしまいました(笑)。トマト同士の間隔ももっと空けるべきなんですけど、スペースがないのと、トマト苗が6本も育ってしまって「もったいない病」が出まして。途中でダメになる苗も出るかもしれないし、と言い訳をしつつ3本植えました。

 

それでもトマト苗は3本残っています。どうしようかなあ……。以前テレビで「トマトは昔はお金持ちの鑑賞用で、空腹だった庭師が思わず実を食べ、おいしかったことから自宅で栽培し始めたのが食用の始まり」とかいう話をやっていたので、鑑賞路線で育ててみるのも一興かも。あと、甘いトマトを開発した際の逸話として、「研究用に育てていたポット苗のうち、定植し忘れて放置していた株がいつのまにか実をつけ、食べてみたら小さいけどすごく甘かったので、トマトは水が少なく過酷な環境のほうが甘い実ができると発見した」というのも見たんです。となると、その実験(つまり放置?)をしてもいいかなーとか。でも屋根のある温室ではないので、むしろ梅雨時は加湿になりそうです。(笑)

 

ニンジンエリア

主役がまったく目立ちませんがニンジンエリアです。
主役がまったく目立ちませんがニンジンエリアです。

 

三つ目は100均で買った種のニンジンエリア。コンパニオンプランツとしてエダマメコマツナを混植し、周りをシュンギクとマリーゴールドで囲っています。畑としてはありえない、花を花壇に密植するようなレイアウトで見た目を楽しんでいます。主役のニンジンは葉っぱが伸びたらかわいいだろうな、と思うのですが、まだまだ小さいのでコンパニオンが先に収穫期を迎えていなくなりそう……というか日光を遮られてますなあ……。どう見ても今の主役はエダマメです。(笑)

 

肝心なところがピンぼけですが、ベビーサイズのエダマメらしきものができてきました。カワイイ♪
肝心なところがピンぼけですが、ベビーサイズのエダマメらしきものができてきました。カワイイ♪

サバイブしているスーパーのミニバラ

切り戻し後、また咲き始めたミニバラ。
切り戻し後、また咲き始めたミニバラ。

 

花のほうも冬に比べると生育が早くて楽しいです。ミニバラは冬にスーパーで180円くらいで売っていて、花が終わったら捨てることになるだろうと(だいたいうちのパターンなので(^^;))切り花感覚で買ったんですが、ネット検索で教わった通りにしたらまた咲いてくれました。まず冬の花後にボーズになるくらい切り戻し、5月に一度咲いて少し切り戻し、今は開花の第2波が来ています。つぼみは確認できてるのが6つほど。園芸って知識ですね。ほんとに。ネットで手軽に情報が得られるようになって、我が家の魔のパターン(買ってきた苗はついてる花が終わったらおしまい)から脱却できました。(笑)

 

このミニバラ、5月の開花時は数日放置した隙にアブラムシが付き、花色が薄くなってしまったので、今回はトウガラシエキス(ホワイトリカーにトウガラシを漬けたもの。ほんとは丸ごとの実を使うそうなんですが、早く抽出できるんじゃないかと粉を入れて使う時に濾しています)に木酢液を少々まぜ、水で希釈したものを毎日のように吹きかけています。これもネットで知った手作りスプレーですが、かなり効果を感じています。

 

ミニバラは、ほかに気に入った切り花をバーミキュライトに挿して根付いたものがあるのですが、まだちゃんとした土に移していません。栄養素がないので早く移してあげなくてはです。

タマゴパック卒業組

タマゴパックから植え替えたラベンダーとトルコキキョウ。
タマゴパックから植え替えたラベンダーとトルコキキョウ。

 

他に、100均の種からラベンダートルコキキョウカーネーションをタマゴパックで発芽させていました。100均にある種で気に入ったのは片っ端から手を付けてる感じで(笑)。こちらもいいかげんタマゴパックでは狭くなってきたので植え替えました。通常はビニールポットに移すので、買った苗のポットを使い回していたんですが……どーもビニールポットって見た目がいかにも「準備中」で楽しくない! そのうえけっこう移動させるので、掴んだときにポットと土の間に隙間ができて、その後水がそこを通って出てしまったりもします。それにどうせなら育つ過程も見た目を楽しみたいし……ということで、100均でミニサイズの鉢を買ってきて、いくつかそっちに植え替えてみました。素焼きのミニ鉢はなかなか可愛くて気に入りました。ただ底の穴がめっちゃ小さいので、様子を見て加工しようかなあとも考えています。ミニプラ鉢の底は中央が持ち上がったスリットいりで問題ないです。

 

初めてのアガパンサス

鉢植えのアガパンサス。つぼみが広がってきました。
鉢植えのアガパンサス。つぼみが広がってきました。

 

こちらは母が以前から欲しがっていて(近所の公共スペースの植え込みに大株がありまして、毎年見事に咲くのを見てうらやましくなったらしい)、母の日に通販で苗を購入したアガパンサス。世話は自分がしています。苗の通販自体初めてでドキドキものだったのですが、到着した時は短い葉っぱがあるだけの小さな苗で正直がっかり。「花は来年かな」と思っていました。ところが暑くなってくるとメキメキ伸びてきまして、あれよあれよと言う間につぼみが。すごいですねえ。開花が楽しみです❤

 


 

……さて、ここまでがアップし損ねていた数日前までの写真と状況でした。毎日状況が変わるので、ブログを仕上げるのに数日かかる自分には更新が追い付きません。(笑)

 

現在はコマツナの一部に食害が出ていて(涙)、一応オーガニック栽培でも使えるという散布薬を試してますが……すぐに雨が降る状況なので、正直あまり効果は出ていないような。もともとコンパニオン狙いなのでここはあきらめるかなあ……。トマトは一本紫っぽくなってる苗があったんですが、ビニールポット時代に栄養素が足りなかったらしく、地植えにしたら緑になってきました。To be continuredであります。

 

土のPhや養分、植物ごとの水分の好みなど、知れば知るほど奥が深くて面白くなってきました。ときどき別分野に通じるヒントもあったりして。以前は嫌っていたカマキリさんやトカゲさんの評価も上がりました。(害虫を食べてくれるとか。まあ益虫も食べちゃうんですけど☆)今はかわいい小さなカマキリがけっこう決まった場所にいるので、ときどき姿が見えないと「ダメじゃん見張りしてくんなきゃ!」と思うくらいです。(笑)そうそう、トカゲさんは……最近庭に入り込んできた猫が、目の前で狩りをしてくわえて去っていきました……まあトカゲさんは数匹いるので一匹くらい……。(猫カワイイし。近づくと逃げちゃうんですけど。😸)

 

もともと花を生けるのは好きで園芸もそこそこ手を出してはいましたが(周期性で飽きるとしなくなるんですけど)、コロナ禍がなければ、ここまで時間を費やすことはなかったかもしれません。人生わからないものだなあ……。