再びこの圧巻を、ぜひ。/邦訳『息吹』発売(出張版テッド・チャンさん備忘録)

ペーパーバック、kindle版と共に記念撮影しました。ああやっと!
ペーパーバック、kindle版と共に記念撮影しました。ああやっと!

ついに発売になりましたね。新刊"Exhalation"の邦訳版『息吹』。おめでとうございます。予約していた本も無事12/5に届きました。

 

巨大なオビで、バラク・オバマさんの推薦文まであるのにびっくりです。な、なんかすごいなあ……私なんかが読んでいいのかしらん。(^ ^;)

 

でもこれ、難しい本だと誤解されませんか? 私にはひたすら美しい物語が詰まってる本に見えます。 多くの方がこの美しい圧巻を体験できますように。そしてリアルタイムでこういう作家さんの新作を読める特権を、しみじみと噛みしめたいです。

 

…それはそうと、発売即日に増刷が決まったそうで。すごいなあ……じつはリアルで顔を合わせられる範囲ではチャンさんの本を読んでる人がいない環境に生きているので、よくある言い方をすれば「人の足跡を見つけたロビンソン・クルーソー」の気分――足跡どころじゃなくて、「丹沢の山を歩いてたら突然シャングリラを見つけた」みたいな気分です。(笑)盛り上がりの記録として、版元さんのツイートを貼らせていただきます。 

 

 

 

今回は『あなたの人生の物語』と違ってハードカバーなので、冊数自体が抑えてあったのかな……なんてことも頭をよぎったのですが、そんな勘繰りは野暮ですね。(笑)とにかくおめでたいです!

 

…で、自分はというと……前回書いた通り、まだ原書の最後の"Anxiety is the Dizziness of Freedom"を読んでる最中です。かつコミケの準備中(^ ^;)なので、邦訳で答え合わせ(?)するのはしばらく先になりそうです。あと、やはり前回書いたSFマガジンの特集号に入っていた別のコンテンツも、以前ネットで拾ったまま読めずにいたものだと気づきました。なので、こちらもまずは自力で解釈をしてから邦訳を拝読しようと思い、読むのはやめました。そんなわけで、特集号も邦訳もまったく手つかずなのです。でも、これからまた待ち時間は長いですしね。(笑)ゆっくりじっくり味わいたいと思います❤

(最後の一本以外の感想は、前回の記事にリンク集の形でまとめております)

 

余談ですが、さっきアマゾンの商品ページを見に行ったら、英米文学の第3位、となっていたので、1位と2位はなんだろう?と見に行ったら……。

2位はこの『息吹』のkindle版、そして1位は『シャーロック・ホームズの冒険』でした。なるほど!

 

 

自分が大好きなものがベストスリーを席巻しているなんて、なかなかお目にかかれない絶景でありました。


※『テッド・チャンさん備忘録』は、旧母艦サイト内の牛乃が好きな作家さんのコーナーです。サイトがPC仕様のため、モバイル対応としてこちらに同じ記事をアップしております。

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