久しぶりに神保町参りしてきました。特に目的の本はなかったので、古書の匂いを嗅いでプラプラ歩ければ・・・・・・という感じだったのですが、アレな本からアレな本まで、けっこう買ってきてしまいました。ゲットした本や、ランチと隣席のじいちゃんたちの会話に萌えた(?)お話など書きます。(笑)
古本まつりは11/4まで。公式サイトはこちらです。
日程は最近知ったんですが、気づいたら10/30くらいしか一日使える日がなさそうだったので、急遽行きました。朝は事故の振り替え輸送の影響で横浜駅の東横線ホームに人があふれてまして、「あちゃー、こりゃダメかな……」と冷や汗。でも1本やりすごしたら普通に乗れまして、それどころか座れたので体力温存できました。いつもは着くまでにけっこう疲れちゃうので、今回かなりラッキーです。
「着いたら飲食店が混まないうちにお昼を済ませて、あとはのんびり回ろう♪」という計画だったのですが、ダイヤの乱れもあって予定より遅くなったので計画変更。持参したスニッカーズを車内でかじり、すぐ本漁りに旅立ちました。…というか、地下鉄の神保町駅を出るとすぐ古本屋台が始まってるので、自然に身をゆだねただけというか……。(笑)道々店舗にも入り、気がついたら三時間くらい経ってたので(-_-;)、慌てて遅いお昼兼お茶のお店を物色し始めました。
…昔は神保町に行くとボンディのチーズカレーばかり食べていたんですが、あのポテトつきのボリュームは今はきついかも……ということで、別のお店でカレーを食べたいな、と漠然と思っていました。テキトーなところで1本裏道に入ったら、よく神田の特集で紹介されている古瀬戸というギャラリーカフェを発見。こんなところにあったのかー☆ 外のメニューにカレーがあったので、迷わず入りました。(というかもうおなかペコペコで(笑))
小さい丸テーブルの席につき、中辛のエビカレーとブレンドコーヒーを注文。カレーはあっさり系でした。壁には大きな油絵が展示されていて、薄暗い店内と調度が落ち着く雰囲気。近所にあったら通っちゃうなあ♥
…で、お隣におじいちゃんのグループが座ったんですが……これがどうも高校時代の同窓生らしく、受験の話を昨日のことのようにしていて、なんか面白かったです。聞くつもりはなかったんですが自然に耳に入ってきてしまって……。なんかハイブロウな「元学生さん」たちだったみたいで、どの教科はどの予備校がよかったとか、一日19時間勉強した友達の話とか笑い話にしていて……ど、どこの惑星ですかそれ?(一日300時間くらいあるとか?)じいちゃん同士で名字呼び捨てにしたり、「俺」「おまえ」「あいつ」のやりとりに「学生っぽさ」があって、本読むふりしながらこっそりと萌えなひとときを過ごさせていただきました……。(笑)
もっと長居したいところでしたが、おなかと耳でなごんだあとは早々に本漁りを再開。せっかく神保町まで来たんだし本見ないと!と、いつもガツガツしてしまうんですよね。(笑)しかもカロリーを補ったせいかエンジン全開になり、ちぎれるほどシッポ振りながら回ってました。「現代教養文庫」と「大陸書房」の背文字を見ると正気を失うクセをどうにかしたい!
予算も限られてたので厳選した戦利品は冒頭の写真の通り。図書館で読んで、手頃な価格のがあったら手元にほしいと思っていた『キリスト教と同性愛』(これは今書いているイアンの新作でもちょっと言及するつもりだったので、手に入って嬉しいです!)、アレすぎて(?)図書館になかったヴェリコフスキーの『衝突する宇宙』(一読の価値あるトンデモ本(?)としてよく名前が挙がっていて「どんなの?」と気になってました)、いつかネタにできるかなーなんて魔が差した『ノストラダムス予言集』(真面目な校訂本らしいです)、イアンの嫌いなトインビーさん(笑)の『試練に立つ文明』(今までに見たなかでは一番安かったので)……など、並べるとほぼイアン関係(?)になりました。(「ちょっと待て、ノストラダムスまでいく気か勘弁してくれよぉ!」と今イアンが横で泣いてます。……いや、思ってみただけだから。とにかく今やってるのを進めようねイアン。いや私!)
いずれも状態はよくて、ネットで見かけるお値段よりかなりお得に手に入ったのでほくほくしています。ただ、帰りに買おうと目をつけて買い忘れたのがゴルバチョフさんの回顧録下巻(近所で上巻だけ投げ売り値でゲットしてました)。これはまた別の機会にということで。
何かと慌ただしい日が続いてたので、久しぶりに好きなものと好きな空気にまみれ、生き返ったような一日でした。この懐かしさ、前世のどこかで絶対あそこに住んでた気が……。(←前世は売れ残った古本)
読書離れがなんとか、と最近聞きますが、あそこに来る人を見てると信じられないですね。幸せな一日でありました❤