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【十九世紀ロンドン・《耽美系》探偵(贋作)小説】(R15)
古風なJUNEの香りがする探偵小説です。
原作シャーロック・ホームズを未読の方にもお楽しみいただけます。
“「シャーロック・ホームズの墓はどこにあるのか?」
私は何度聞かれたことだろう。 それはけっして見つからない所、とだけ申しあげておこう……”
自らの死を予期したワトスン博士が明かす、名探偵ホームズ若き日の危険な冒険。秘められた友情の物語。
◆ホームズ二十九歳、相棒の医師ワトスン三十一歳のある日、 競売社の倉庫からメサイアの瞳と呼ばれる宝石が消えた。 奇妙なことに、現場には盗まれた宝石よりも高い値のつく絵画が置かれていた。
シャーロック・ホームズは捜査のため、陰で男色家と噂される貴族に近づく。 ワトスンはその捜査に異様な不安を覚え、それは自らへの不安につながる。 事件はゆくゆくホームズと呪われた絆で結ばれる、ある人物にもつながっていた…。
[目次]
―カタラス詩集より―
資料画像『聖イレーネの介抱を受ける聖セバスチャン』
ジョン・H・ワトスンによるまえがき
Ⅰ ハイアムズ卿
Ⅱ ことのおこり
Ⅲ 聖イレーネ
Ⅳ 真相
Ⅴ 競売屋と贋作画家
Ⅵ 青柳館
Ⅶ それから
結び
イラスト
作者あとがき
(2004年に同人誌として出版しご好評をいただきました、『シャーロック・ホームズの違法な冒険』改題・改訂版です)
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