カテゴリ:イメージソース/リサーチ/資料関連



2017/11/12
公開当時ゲイムービーのエポックメイキングだったという『真夜中のパーティー』。レンタルで鑑賞しました。ゲイ仲間のバースデーパーティーに事情を知らないストレートの旧友が訪ねてきて……という集団心理劇。もともとは舞台劇で、ニューヨークの1960年代のお話です。じつは以前、大好きなマーク・ゲイティス氏がイギリスでこれの舞台に出演(しかもリアルの「夫」様と共演!)とTwitterで宣伝していて、調べたら映画化作品のコレがあったので、「見たいなー」と思い続けていたのです。そしたら少し前に、運よく近所のツタヤの良品発掘コーナーに入ってきたのでした。 さて、設定だけ見るとコメディにもなりそうなお膳立てなんですが……けっこうつらい映画、かつ引き込まれる映画でした。というのは、ゲイであることをメタファーとして、「生きにくさ」を抽象的なレベルで自分に引きつけて見ることができるからです。そういえば一般映画として公開されるタイプのゲイムービーって、こういう「生きづらさへの共感」が大きな要素としてあるなあ……と思いました。この作品は腐女子目線でも萌え要素はほぼゼロですし、60年代風俗が今見るとイタかったり、不愉快なくらい「辛い」ところもあったのですが、なぜか返却するまでに三回見返してしまいました。別の引力があるんです。(音楽にも時代感があって……子供の頃エレクトーンで習ったバート・バカラックの『ルック・オブ・ラブ』が使われてたりして、初見なのに妙なノスタルジーも味わいました。(^^))
2017/10/20
今日はちょうど仕事の納品を終えたタイミングで、見たかった『ダンケルク』をすべり込みで鑑賞してきました。...
2017/09/08
イギリスで男性の同性愛行為が「違法でなくなった」のは1967年のこと。今年はそれから50周年にあたります。この夏にBBCがそれを記念し、"Gay Britania"という企画を展開していました。それに関連して出たのが、ご紹介する"Queers: Eight...
2017/08/04
アメリカのゲイのカップルが養子縁組をするまでのノンフィクション。コミカルなタイトルが表す通り、中の文章もかなりコミカル(でシニカル)。シリアスなネタも下ネタも、カジュアルにツルツル読める文章です。遅読な私が二日で読んでしまいました!(笑)...
2017/04/23
イアンものの肥やしに、相変わらずヨーロッパ近代史(現代史?)を漁っております。そんななかの拾いもの。本と映画のご紹介です。 『第一次世界大戦はなぜ始まったのか』...
2017/03/11
正統派(?)古本屋さん...
2016/10/15
ただいま、次のイアンものの資料を漁っております。北海に沈んだUFO、という話になる予定なので、北海関係、UFO関係をいろいろと。モチーフとしてがっつり出すかどうかは関係なく、なんとなく心惹かれるものを見て回ってるのですが……いやー楽しい楽しい♪(笑) マイブームになってしまったのが「北海油田」です。なんというか、巨大な工場が海上ににょきり生えているような、姿のSF感がたまらなくて。廃墟萌えにもがっつり対応する魅力です。アマゾンで検索してたら海上油田基地のプラモデル(廃墟じゃないけど)まであって、桁が一つ低かったら買ってました……。(高い(笑)) そんな中で、北海油田そのものを舞台にした小説を見つけました!それがこちら、ハモンド・イネス作『北海の星』。シェトランド諸島の西に発見された油井がモチーフなので正確には大西洋なのですが、大きく北海油田の一部と括られるようです。 これ、書かれたのは1970年代。主人公が労働争議に関わってたり、「コミュニスト」や「アナーキスト」などの用語が飛び交って素敵な時代感があります。北海油田がブイブイ言わせてた(この言い方ももう死語?)のがこの時代なので、当時の「ホットなモチーフ」で書かれた海洋冒険小説、という感じです。イギリスのアマゾンで感想を見てみたら、今は失業補償制度があるから、労働争議にここまで入れ込む気持ちがわからない……というのがあって。なるほどなー、本国でも時代が変わるとこういうものなんだな……と興味深かったです。日本はその点まだまだなので、かえって感情移入はしやすいかもです。(ただ、過激な行動はやはり受け入れがたいかも) 読んで「あれっ」と思ったのが……この主人公、冒険小説の主役らしくないんです。
2016/04/28
新刊無料配信準備中...
2016/04/03
遅ればせながら、先月から連載を始めた小説『交霊航路:僕と彼女とドイル文書は永遠に』をご紹介させていただきます。すでにプロローグ4パートと第一章の最初の2パートが公開になっています。お読みくださっているみなさま、ありがとうございます! 長編を分割しての連続掲載で、まだ設定が出揃ったばかりなので、これからの方もゆっくりおつきあいくださいませ。ここでは、影響を受けた映画などまじえてご紹介してみたいと思います。 ・・・この作品は2006年に同人誌で発行し、一部の方に(笑)ご好評をいただいた長編『交霊航路』を改稿したものです。(昔同人誌でお読みくださった方も、もしかしたらここをお読みいただいているかもしれません。いただいたご感想など心に残っておりまして、改稿の励みとなりました。本当にありがとうございました) 昨年改稿後、電撃小説大賞さんに違うタイトルで投稿させていただき、ありがたくも一次通過で評をお送りいただきました。(選評は個人ブログでご紹介しております。選評スタイルなどご興味ある方はどうぞ)同人誌発表済みのSF系長編を投稿できる場が他になく、でも一度は外部の評価を見てみたかったので、少し場違いな作品だとは思いつつ投稿させていただきました。そんな作品にもかかわらず、大変ご丁寧な評を賜って感謝に堪えません。この場を借りて同賞の選考者のみなさまにお礼を申し上げます。とても参考になりました。 今回はウェブ用なので、細部に少し手を加えています。読み直すたびにいじりたくなっちゃうんですよね(笑)。
2016/01/26
いちおうこのブログは作品や創作に関係したことを書いていくつもりなので、今回は準備中の作品のリサーチに(ゆるく)関連して…先週から始めたFutureLearnという英語の無料オンライン講座が予想外に(?)とてもいいので、おすすめを兼ねて、以下の自分がとったコースなどをご紹介します。それぞれ数週間ずつのコースです。 ・水中考古学...